手術の限界と目的

10年ほど前までの副鼻腔疾患は、副鼻腔換気排泄路を拡大する手術により完治するものが大多数でしたが、近年、手術を行っても完治しない蓄膿症が急増しています。
難治性の症例は、たとえ手術を行っても副鼻腔粘膜が正常化することはありません。難治性かどうかは手術を行ってみないとわかりませんが、例え難治性の蓄膿症であっても、構造的欠陥部位と呼ばれる副鼻腔換気排泄路を拡大し、副鼻腔が正常化しやすい環境を整えることは大切と考えています。
これによって、症状が再発した場合でも、薬剤などを短期間使用することで比較的容易に安定状態に戻すことが可能となるからです。
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